新井白石と裁判

最高裁長官、山口繁さん著の「新井白石と裁判」を読みました。

面白かったです。白石さんの関与した裁判18件の研究がとくに面白かった。評定衆が事案の違う先例引っ張ってきたり権力に甘い判断をしようとした事件に「ちょと待て!」と別の解釈を提示、起案。基本、弱者に優しい。白石さんのしていた裁判の迅速化の試みも興味深いです。彼の裁判の、後世への影響も研究。
六代将軍家宣ががんばってて、白石さんに、事件の見方について良い指示をしてたことも書かれてました。