社会・刑事政策−貧困大国アメリカ
- 作者: 堤未果
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/06/28
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立法過程、とりわけ州法に大企業の力が働く構造や、法改正の裏の意図(そんな意図はないとは言っても実際に否定のしようのない解釈)を紐解く話を読むと、もはや恐ろし。自分もせっかく法律が専門なのだから、報道のサマリーだけに頼らず原情報にあたるべし、と思いました。
農業や養鶏業が大資本に絡め取られていく構造も何とも言えない。資本経済を突きつめるとこうなってしまうのか。正確な情報へのフリーアクセスと意見発信という砦は守りたいもの。。
さしあたり、食べ物買う際にはなるべく安いものをとの考えは改め、なぜ安いのか分からないものは、やめ、フツーの製法のものを求めたい、との思いを強くしました。
- 作者: 堤未果
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どこかで市場経済に線を引かないと、こうなるのはいわば至極ありうる帰結なのかもしれない。こんなのいやだよー。
- 作者: 堤未果
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貧困と国の制度と肥満のスパイラル、民営化の弊害、学生の借金と米軍の関係、グローバルな米軍など、、、思わず息を飲む話がいろいろとありました。根拠も示しながらわかりやすくよく書かれてる。
市場原理の弊害の一つというか、民営と国営のバランスについても考えさせられました。