法服の王国

法服の王国 小説裁判官(上)

法服の王国 小説裁判官(上)

法服の王国 小説裁判官(下)

法服の王国 小説裁判官(下)

数十年にわたり裁判所内外の歴史をたどる小説。登場する裁判官など、それぞれ人物像にモデルがいるらしい。数人しかわからなかった。登場人物の各裁判官の栄枯盛衰というか、筋を追いやすく描かれていて、長いスパンの話でも、飽きなかった。
行政法で習って覚えた数々の判決の法理(原発訴訟関係、水害訴訟関係など)の裏側的な話など。ぜんぶ本当かはわからないけど、たしかに、受験前には覚えるので精一杯だったけど、納得のいくストーリーというか。
司法行政の話は、これまでに聞き知った話と重なる。有名な不祥事は、実名。
仕組も、文献だけではでてこない、雰囲気や、モデルとされた裁判官の人物像も、よくしらべて書いてある。