安全神話崩壊のパラドックス
- 作者: 河合幹雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/08/26
- メディア: 単行本
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ただ、正確にこの本を理解していないだけなのかもしれないけど、ひったくりや住居侵入などが深夜にしか起きていないわけではないし(この点の指摘は本の中にもあったかな)、結局、住宅街でのそういう犯罪が増えているんだったら、治安の悪化というのはそんなに間違った表現ではないのでは。
ほかには、ヨーロッパの人間関係と、日本の古くからの人間関係を比べて、日本の人間関係は狭くて他者を知っている→だから訴訟も少ないし、住んでいる地域をミクロでみれば安全神話があったみたいなかんじ。
ちなみに河合幹雄さんは、河合隼雄さんの子どもらしい。