ミカドの肖像
- 作者: 猪瀬直樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1992/02
- メディア: 文庫
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素直に面白かったのは、冒頭の「禁忌x1」「x2」、東京海上ビル建設の件と原宿の皇族専用ホームの話。そして結局上下巻通じて「禁忌x1」「禁忌x2」が一番面白かった。
下巻のオペレッタミカドの話も、明治天皇のよくみる肖像がキヨソーネという人による絵だったというのを中心にした話も、いろんなことがいろいろでてくるけど、それらが有機的に結びついて…というところまで行かなかったように思える。理解が足らなかったら申し訳ない。天皇制を中心にしていろんな話が放射線状に広がってるようなイメージ。