やし酒飲み
- 作者: エイモス・チュツオーラ,土屋哲
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2012/10/17
- メディア: 文庫
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しかもこの主人公は「神々の父」と名乗り、無理難題ふっかけられたりするんだけど鳥とか火に変身できちゃったりして、そんなんなら簡単だよねと思いきや、旅路の森とかにいろんな生き物がでてきていろいろ苦労する。白い生き物とか赤い生き物とかいろんなことが起きて最後もまぁやし酒飲みには会えるんだけど最後までいろいろ起きて、たしかに飽きない。教訓とかメッセージ性を特に感じさせないところもいい(というか全く道徳的でない)。
アフリカには行ったことないしアフリカの民話の背景とかよくしらないから、知ったらまたよくわかるところがあって面白いのかもしれない。とにかくこの本は、異世界なかんじの面白さだった。
アフリカ文学の最高傑作らしい。多和田葉子さんの解説も、よかった。